JavaScriptで文字列の最後の1文字を削除する方法を紹介します。
たとえば、 Hello、World、JavaScript、
などの文字列がある場合は、最後の文字 、
を削除してHello、World、JavaScript
にすることができます。
1. slice() で最後の文字を削除
slice() の Syntax は str.slice(start, end)
で、start と end Index を引数として受け取り、start を含めて end を含まない文字列を切り取って返します。
以下のように、 slice(0, -1)
または slice(0, length -1)
で文字列の最後の文字を切り取ることができます。 end 引数で渡された -1
は、文字列の後で 1 行前の Index を意味します。
const str = "Hello, World, JavaScript,";
let newStr = str.slice(0, -1);
console.log(newStr);
newStr = str.slice(0, str.length - 1);
console.log(newStr);
Output:
Hello, World, JavaScript
Hello, World, JavaScript
2. substring() で最後の文字を削除
substring() も slice()
に似た関数です。 str.substring(start, end)
で start と end Index を引数として受け取り、start を含め、end を含まない文字列を切り捨てて返します。違いは、 substring の場合は end が start より大きくなければならないため、上記のような場合に end に -1 を引数として渡すことはできません。
以下のように substring(0, length - 1)
で最後の文字を削除できます。
const str = "Hello, World, JavaScript,";
const newStr = str.substring(0, str.length - 1);
console.log(newStr);
Output:
Hello, World, JavaScript
3. substr() で最後の文字を削除
substr() の Syntax は str.substr(start , length)
で、 start Index から length に渡された長さだけ文字列を切り捨てます。
以下のように文字列の長さより1小さい数を長さに渡すと、最後の文字を削除できます。
const str = "Hello, World, JavaScript,";
const newStr = str.substr(0, str.length - 1);
console.log(newStr);
Output:
Hello, World, JavaScript
4. replace() と正規表現で最後の文字を削除
replace() と正規表現を使用して最後の文字を削除できます。
正規表現を使用するときは、 replace(/pattern/flags, string)
のように引数を受け取ります。
以下の正規表現パターンを使用すると、最後の ,
を削除できます。パターンで $
は文字列の終わりを意味します。つまり、文字列の真ん中に来る ,
はパターンと一致せず、文字列の最後の直前に ,
があるときにパターンが一致して ''
に置き換えられます。 (ここで正規表現のフラグは使用していません)このように最後の文字を削除できます。
const str = "Hello, World, JavaScript,";
const newStr = str.replace(/,$/, '');
console.log(newStr);
Output:
Hello, World, JavaScript
ちなみに、正規表現を使うと、以下のように文字列の最後に特定の文字列が来たときに、この文字列を削除できます。
const str = "Hello, World, JavaScript,";
const newStr = str.replace(/Script,$/, '');
console.log(newStr);
Output:
Hello, World, Java
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