UbuntuでRight ALTをハンヨンキーに変換する

UbuntuでRight ALTキーをハンヨンキーに変換する方法を紹介します。

Ubuntuでは、キーボードのRight ALTキーをハンヨンキーとして認識しないため、ハンヨンの切り替えは不便です。 「CTRL + SPACE」キーを押すとハンヨン切り替えになりますが、非常に不便ですので、Right ALTをハンヨンキーに変換して使用することをお勧めします。

xkbでRight ALTをハンヨンキーに変換する

XKBはX keyBoard extensiondの略で、キーボードのキーを変更する機能を提供します。基本的にUbuntuにインストールされているので、別途インストールすることはありません。

xkbでRight ALTキーにマッピングされた内容をハンヨンキーに変換すると、Right ALTを押したときにハンヨンキーとして動作します。

altwinファイルを変更してマッピング情報を変更する

マッピングを変更するには、簡単なエディタで /usr/share/X11/xkb/symbols/altwin ファイルを開きます。ファイルを変更する必要があるため、Root権限で開きました。

$ sudo vim /usr/share/X11/xkb/symbols/altwin

ファイル中に以下の内容を探します。ここで symbols[Group1] = [ Alt_R, Meta_R ]symbols[Group1] = [ Hangul ] に変更するとマッピング情報が変更されます。

// Meta is mapped to second level of Alt.
partial modifier_keys
xkb_symbols "meta_alt" {
    key <LALT> { [ Alt_L, Meta_L ] };
    key <RALT> { type[Group1] = "TWO_LEVEL",
                 symbols[Group1] = [ Alt_R, Meta_R ] };
    modifier_map Mod1 { Alt_L, Alt_R, Meta_L, Meta_R };
//  modifier_map Mod4 {};
};

よく修正したら以下のようになります。修正された内容を保存してPCをリブートしたり、ログオフ後に再度ログインすると、Right ALTキーがハンヨンキーに変更されています。

// Meta is mapped to second level of Alt.
partial modifier_keys
xkb_symbols "meta_alt" {
    key <LALT> { [ Alt_L, Meta_L ] };
    key <RALT> { type[Group1] = "TWO_LEVEL",
                 symbols[Group1] = [ Hangul ] };
    modifier_map Mod1 { Alt_L, Alt_R, Meta_L, Meta_R };
//  modifier_map Mod4 {};
};

References

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