Ubuntuでkernelを更新する方法を紹介します。
通常 Software & updates
プログラムで最新のカーネルに更新することができます。しかし、直接端末にカーネルをインストールすることもできます。
apt
を利用して、カーネルをインストールする方法を紹介します。
この記事の内容は、Ubuntu 18.04で確認しました。
現在のKernelバージョンの確認
次のコマンドで現在の私のシステムのカーネルのバージョンを確認することができます。
$ uname -r
5.0.0.23-generic
インストール可能なKernelバージョンの確認
apt-cache
コマンドで、現在インストール可能なカーネルのバージョンを見つけることができます。
$ sudo apt-cache search linux-image-5.
linux-image-5.0.0-1007-oracle - Signed kernel image oracle
linux-image-5.0.0-1008-oracle - Signed kernel image oracle
linux-image-5.0.0-1009-oracle - Signed kernel image oracle
....
linux-image-5.3.0-24-generic - Signed kernel image generic
linux-image-5.3.0-24-lowlatency - Signed kernel image lowlatency
linux-image-5.3.0-26-generic - Signed kernel image generic
この中に更新するバージョンを選択する必要があります。
インストール
更新するカーネルのバージョンを指定した場合は、次のようにaptでインストールをします。 私はkernel 5.3バージョンに更新します。
$ sudo apt-get install linux-image-5.3.0-23-generic
インストールが完了したら、システムをrebootします。
そして、再び、カーネルのバージョンを確認すると、更新されたことを確認することができます。
$ uname -r
linux-image-5.3.0-23-generic
Kernelバージョンの変更
新しいカーネルが問題が多い面の前に使っていたバージョンに戻りたいと思うことがあります。
起動するたびにブートローダーのGrub2画面が見えるようにした場合は、必要なカーネルのバージョンを選択して起動することができます。
起動時Grub2を実行するには、Grub2の設定を変更する必要があります。
まず、次のコマンドでgrub設定ファイルを開いて GRUB_TIMEOUT_STYLE
、GRUB_TIMEOUT
をコメントアウトします。
$ sudo vim /etc/default/grub
ファイルを保存して、変更された内容を更新します。 (もし更新しないと、変更内容が適用されません。)
$ sudo update-grub
これで、システムを再起動するとgrub2画面が表示されます。
Advanced options for Ubuntu
を選択すると、以下のように、現在インストールされてカーネルのリストが表示されます。
必要なバージョンを選択して、Enterキーを押すと、選択されたバージョンでUbuntuが実行されます。
ちなみに、バージョンの横に (recovery mode)
とされているのは、システムを修復する際に使用されるカーネルです。
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